心臓リハビリ
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心臓の病気があっても、運動して良いの?

心臓の病気があっても、運動して良いの?

「心臓が悪いのに運動して大丈夫?」
そう思われる方は多いのではないでしょうか。

かつては心臓病の方には安静が第一とされていました。しかし、動かないでいると筋力が落ち、日常のちょっとした動作でも心臓に大きな負担がかかるようになります。その結果、さらに動けなくなり、心臓の機能も低下するという悪循環に陥ってしまいます。

心臓リハビリテーションは、医師の管理のもとで適切な運動を行うことで、この悪循環を断ち切り、心臓の負担を軽くしながら体力を回復させるプログラムです。心筋梗塞や狭心症の治療後、心臓手術後の方は、運動を行った方のほうが、再入院率が低いという報告もあります。

こんな方が対象です

  • 狭心症、心筋梗塞と診断された方
  • カテーテル治療(PCI)を受けた方
  • 心臓バイパス手術を受けた方
  • 心臓弁膜症の手術を受けた方
  • 大動脈瘤や大動脈解離の手術を受けた方
  • 慢性心不全の方
  • 閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)の方

など

心臓リハビリで期待できる効果

  • 心臓の機能の維持・改善
  • 息切れや疲れやすさの軽減
  • 筋力・体力の回復
  • 再入院や心臓病の再発リスクの低減
  • 血糖値や血圧のコントロール改善
  • 自信の回復、QOLの向上

など

身近なクリニックで心臓リハビリを受けられる環境を

身近なクリニックで心臓リハビリを受けられる環境を

当院の院長は、加古川中央市民病院で心臓リハビリテーションの本格的な運用に携わってきました。当時から「大きな病院まで通わなくても、身近なクリニックで心臓リハビリを続けられる環境が必要だ」という思いがありました。

2020年の開院時から心臓リハビリに取り組んでいますが、当時はクリニックで心臓リハビリを行っているところはまだ少ない状況でした。兵庫県尼崎市のかねこ内科循環器クリニックでは、病院と同等レベルの安全管理のもと、通いやすいクリニックで継続的なリハビリを受けていただける体制を整えています。

当院の心臓リハビリの特徴

心肺運動負荷試験(CPX)でお一人おひとりに合ったプログラムを作成

心臓リハビリを始める前に、心肺運動負荷試験(CPX)を行います。自転車型のマシンで運動しながら、心電図、血圧、呼気ガスを同時に測定し、心臓と肺がどの程度の負荷に耐えられるかを詳しく調べます。

この検査結果をもとに、「どの程度の運動強度なら安全か」「有酸素運動から無酸素運動に切り替わるポイントはどこか」を把握し、お一人おひとりに合った運動プログラムを作成します。

エアロバイク4台を備えたリハビリ室

リハビリ室にはエアロバイクを4台設置しています。1回のリハビリでは、準備体操の後、20~25分間の有酸素運動を行います。エアロバイクは転倒の心配が少なく、膝や腰に不安のある方でも比較的安全に運動できるのが特徴です。

運動中の状態を常時モニタリング

リハビリ中は、お一人おひとりに心電図モニターと血圧計を装着し、常時状態を確認しています。看護師はタブレット型のポータブルモニターを持ち、そばで見守りながら運動負荷の調整を行います。診察室でも医師が心電図をリアルタイムで監視しており、万が一の変化にもすぐに対応できる体制を整えています。

週1回の通院+ご自宅での運動

週1回の通院+ご自宅での運動

心臓リハビリは継続することが大切です。理想的には週3回程度の運動が望ましいとされていますが、毎回クリニックに通うのは難しい方も多くいらっしゃいます。

当院では週1回の通院リハビリに加え、ご自宅でも週2回程度の運動をおすすめしています。特別なトレーニングでなくても構いません。転ばないように気をつけながら歩く、買い物に出かけるなど、外に出て体を動かすだけでも十分なリハビリになります。

ゴム製ベルトを使った筋力トレーニング

有酸素運動に加えて、ゴム製のベルト(セラバンド)を使った軽い筋力トレーニングも取り入れています。日常生活で必要な筋肉を鍛えることで、立ち上がりや歩行がスムーズになり、QOL(生活の質)の向上に繋がります。ご自宅でも続けていただけるよう、やり方をお伝えしています。

整形外科との連携

膝や腰に痛みがある方は、無理に運動をすると症状が悪化することがあります。当院はクリニックモール内にあり、同じフロアに整形外科がありますので、必要に応じて整形外科で状態を確認していただいた上で、安全にリハビリを進めることができます。

「寝たきりを防げた」ケースも

当院で心臓リハビリを受けている方の中には、寝たきりになりかけていた方が、早めにリハビリを始めたことで、また自分の足で歩けるようになったケースもあります。

心臓に病気があると、どうしても自信を失い、動くことを避けがちになります。しかし、適切な運動を続けることで体を動かせるようになると、外出にも前向きになれます。ご高齢の方や運動が苦手な方でも、無理なく取り組めるプログラムをご用意しています。

心臓リハビリの流れ

  • 診察:当日の体調を確認し、運動が可能かどうかを判断します
  • 準備体操:看護師と一緒にストレッチなどで体をほぐします
  • 有酸素運動:エアロバイクで20~25分間の運動を行います
  • 筋力トレーニング:必要に応じてゴム製ベルトを使った運動を行います
  • 整理体操・休憩:運動後はクールダウンを行い、体調を確認して終了です

諦めずにご相談ください

諦めずにご相談ください

心臓リハビリテーションは、心臓の病気を持つ方が自分らしい生活を取り戻すための大切な治療です。「心臓が悪いから運動できない」と諦めている方、手術後に体力が落ちたと感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

金子 明弘(かねこ あきひろ)

専門分野

総合内科、循環器内科、心臓リハビリテーション

金子 明弘(かねこ あきひろ)

認定資格

  • 医学博士
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本超音波医学会 超音波専門医

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会
  • 日本超音波医学会
  • 日本心エコー図学会
  • 日本成人先天性心疾患学会
  • 日本小児循環器学会
  • 日本心臓リハビリテーション学会

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