専門分野
総合内科、循環器内科、心臓リハビリテーション
金子 明弘(かねこ あきひろ)
食事療法は、生活習慣病や心臓病の治療において欠かせない要素です。しかし、「制限ばかりで続けられない」「何を食べて良いかわからない」という声も多く聞かれます。
兵庫県尼崎市のかねこ内科循環器クリニックでは、管理栄養士による個別の栄養指導を行っています。患者様のライフスタイルや食事の好みを伺いながら、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきます。医師も栄養指導の内容を確認し、診察の中で患者様と相談しながら治療を進めています。
など
一般的な栄養指導は、塩分を減らす、カロリーを抑える、糖質を控えるなど「制限」が中心になりがちです。もちろん必要な制限はありますが、当院では過度な制限よりも「何をどう食べるか」を重視しています。
特にご高齢の方の場合、制限を厳しくしすぎると食事量が減り、かえって健康を損なうことがあります。塩分制限を頑張りすぎて食事が進まなくなり、体重が減ってしまうケースも少なくありません。
当院が特に力を入れているのが、ご高齢の方の「低体重」対策です。
高齢者の低体重は、筋力低下、骨粗鬆症、骨折、免疫力低下など、様々な問題を引き起こします。転倒・骨折をきっかけに寝たきりになるケースも多く、低体重を防ぐことはとても重要です。
当院では、食事量を維持しながら、特にタンパク質をしっかり摂っていただくことを重視しています。自覚症状がなくても、低体重の傾向がある方には早めに栄養指導を行い、将来のリスクを減らすよう努めています。
栄養指導は管理栄養士が担当しますが、医師も指導内容を確認し、診察の中で患者様と相談しながら治療方針を決めています。
例えば、心不全の方の塩分制限と低体重のバランス、糖尿病の方の血糖コントロールと必要カロリーのバランスなど、病状に応じた調整が必要な場合も、医師と管理栄養士が連携して対応します。
栄養指導で大切なのは、「続けられること」です。いくら理想的な食事内容を提案しても、実践できなければ意味がありません。
当院では、患者様の生活リズムや食事の好み、ご家族の状況なども伺いながら、取り入れやすいものから始めていただくようにしています。「これなら続けられそう」と思っていただけるよう、取捨選択を一緒に相談しながら進めていきます。